ハワイの王族につながる男性弁護士。折しもその父祖伝来の土地の処分方法を、親族と決めなくてはいけないときに、妻がボート事故で植物人間になってしまう。
一つの家族の絆とその再構築を軸に、大きな親族のあり方まで考えた作品ということなんだろうが、なんだかごちゃごちゃしてる。
普通なら演技や言外の言葉で示唆するような内容まで、全部台本に書き込んで映像化した演出は、なんだかしつこくて、もうわかったから…という感じ。
また、最終的に話がまとまるべきところが、どんどん見えなくなっていく。家族の騒動が、土地の処分方法にどういう影響を与えたのか。あるいは、家族の絆と父祖の土地にどういう関係があるのか、物語の主軸である部分こそ、きちんと描くべきなのに、そうなっていない。
主人公の、妙に純朴なキャラクターとかもそうなんだけど、全体に「いい話」臭がすごくて、逆にそれが違和感になっちゃってる感じ。
バカの男の子が一人出てて、それがなんとか話を引き締めてるんだけど。