幼児誘拐に関する情報のサイトで、自分の幼時の写真を見つけた高校生。いまの自分の両親が他人であることを疑って、情報元に連絡を取った直後から、複数の集団に追われる身となる。
最初の「主人公はどういう人であるか」の説明に相当するシーンから、ずいぶんステレオタイプで退屈。メインの話が始まるまでに時間がかかる上に、話が進んでからも一本調子で身を入れずに見ていてもわかるので、眠くなるくらいだった。
しかし、アイドルタレントの中高生向け映画と思って見ると、なかなかよくできている。
主役のテイラー・ロートナーの魅力を表現するアクション・シーンを盛り込みながら、大人向けアクション・サスペンス並みにきちんと作り、さらに単なるサスペンスものでは退屈なので、中高生の好きそうなロマンスもきちんと入れつつ、高校生らしい対応で無事にエンディングまで持って行くことで、現実感も出すことができている。
だいたい子どもというのは、自分が実は思っているような普通の人じゃなかったら…ということに憧れるものなので、実は本当の両親はほかにいたという設定が、きっとそもそもかなり魅力的な話なんじゃないかと思う。