いま、家を建てている。
一昔前なら、何をどう判断していいのか、親戚や知人に聞くしかなく、狭い範囲の情報で根拠もないようなことに右往左往させられたんだろうと思うが、今はネット社会。
実際に建てた人が、大勢ブログなどで情報公開してくれてるので、有難いことと思って、参考にさせてもらってる。
そんな中、どうしても理解に苦しむことが二つある。
一つは、某工務店で建てた人たちのビルダー愛のすごさ。
もちろん、誰だって自分が建てた家はいい家と思いたいし、選んだビルダーはいいビルダーだと思いたいもんだろう。それにしても、その会社を選んだ人たちには、何か宗教なのかと思うような、独特の熱心さがある。
たとえば、高気密高断熱が素晴らしい!と言いながら、窓の結露は標準でついてくるカーテンの性能がいいから仕方ないとか言う。いやいや、明らかに窓の断熱に問題あるんじゃないの?と突っ込みたくなる。
あるいは、標準の内外装の仕様がわりと低いので、いまどきそれ?みたいなことになってたりする。でも、それはそれで、価格を抑えるための割り切りなので、理解はできる。ところがなぜかそれが、デザインセンスに溢れた私たちの新居!みたいな話になってる。さすがにそれは違うんじゃないの?と…。
もう一つは、無理めな家計のやりくり指南の話をする人がときどきいること。
家を建てるって、かなりの人が一生で一番の買い物だし、お金のやりくりが不可欠なので、みんなそれなりにローンの組み方とか税金のこととか、情報収集はするだろうし、そうして得た情報をまたみんなに教えてあげよう!となるのは、まあ普通の展開だと思う。
でも中には、ローコスト・ビルダーで標準ぎりぎりの家を建てて、わずかばかりのローンで貯金ができないとか言ってるのに、どうして家計のやりくりを人に教えられると自分で思うの?って感じの人もいる。
できれば、もっとちゃんと稼いでる有能そうな人とか、収入は少ないけどこんなに頭金貯めました、みたいな人から、そういうことは教わりたいんですけど。
地方にいると、家を建てて一人前みたいな風潮もあるみたいだし、建てることで自分が偉くなったような気になってる人もいるんだろうとは思う。
しかし、都会にいると、上を見ればきりがないのが現実。自分ではうまいことやったと思っても、あまりにも自画自賛的なことは言わないようにしないとと、感じさせてくれるあたり、こういう人たちからも得られることはあるので、それはそれで有難い限りだ。