ロンドン旅行記2010 7日目

7月16日(金)

いよいよロンドンに終日いるのは、今日が最後。
とりあえず、最後に買いましょうということにしていた、お土産物などを買うために出かける。

昨日は、夕方にヴィトンへ行ったら混んでいたので、まずは朝一番にヴィトンに行くことにしていた。この朝ごはんを食べるのも明日までと思いながら食べてから、しばらく休んで、お店の開く時間に出たのだが、おなかが痛くなって一度戻ったりしていたら、結局11時近くになってしまった。
ホテルからヴィトンの前へ出るのに、いつもはボンドストリートをまっすぐ歩いていたのだが、いつも「ここは通れるのでは?」と思っていて、昨日通ったら少し近かった道を通ってみる。
ここは、ブランドショップや大使館などの多いこの近辺では、珍しく商店やバーが並んでいるところで、このときは朝なので近くの工事現場へ行く人が大勢、コーヒーを買おうと列を成していた。

ヴィトンに行ってみると、さすがに朝いちばんだけあって、すいていて、なんでも買い放題だ。
とりあえず自分は目をつけていた靴を買おうと思って、お店の人に聞こうと思ったのだが、なぜか靴の周囲だけ人がいない。なぜだろうと思ったのだが、面倒なのでボーっとしていたら、人が通りかかったので、サイズがないか聞いてみた。リバティの中
すると、こともあろうに旗艦店なのに、サイズはないとか言う。べつに欧米人に比べて極端に小足というわけではないのにと思っていたら、なんともっと小さいサイズならあるとか言う。普通のスニーカーなので、女性用というわけでもないだろうに、変なの。
靴は2足くらい買って、あとはシャツとかを買うつもりだったのだが、なんとなく出鼻をくじかれた気分で、結局そのまま何も買わずに出てきてしまった。

そこから、リバティへ移動して、職場などに持っていくお土産を買う。
本当は布などもかわいい柄がいっぱいあって、買いたかったが、うちにはミシンすらないので、どうしようもないし、買わなかった。
もっと買い物をするつもりが、なんとなくもう終わってしまったので、帰りにテイクアウトで、ロンドン中を席捲する勢いの回転ずしチェーン「YO!Sushi」で、ためしに買ってみましょうということで、オックスフォードサーカスとボンドストリートの中間にあるお店に行った。
するとなんと、開店が12時だったので、それまで待っているのも面倒なので、とりあえず買い物したものを置きに、ホテルへ戻った。YO! Sushi

そこからこんどは、ハリー・ポッターが学校へ行く電車に乗った始発駅の「キングスクロス」へ向かう。

ホームに9と4/3番線の表示が出ているということだったので、それを見に行こうと思ったら、キングスクロスは大規模改修の真っ最中。以前ならホームまでは誰でも入れたようなのに、今はウォータールーと同じように、ホーム手前に自動改札がついているので、中に入れなくなっていた。
そのためにわざわざ切符を買うほど、ハリー・ポッターマニアではないので、あーあということで、隣接するユーロスターの出発駅であるセント・パンクラス駅を見物に行く。

ここもずいぶん大きな駅なので、きょろきょろしながら歩いていたら、駅舎内にYO!Sushiがあった。すごく広いオープンスペースにあって特に仕切りもなく、大きい回転ずしのベルトコンベアが2列ぐるっと回っている。セントパンクラス駅

これはぜひここで食べよう!と思って入って行ったら、案内してくれた店員の人が、無愛想なんだけど、オーダー方法とかきちんと案内してくれて、マニュアルがしっかりしてるっぽい雰囲気。生モノなので、消毒液なんかもあちこちにおいて、みんな使い捨ての手袋をして、調理していた。
システム自体は、普通の回転ずしとほぼ同じ。お皿によって値段が色分けされているが、お水は無料だがお茶とおみそ汁は有料で、手元の水栓からはお湯はでないので、別オーダー。
味はというと、そんなに良くはないんだけど、回転寿司としては期待されるレベルはクリアしてると思う。サーモンみたいに、普通にイギリスでもよく食べられる魚は、脂がのってておいしかったし。

無事に目標だったYO!Sushiにも行けたので、セント・パンクラス駅を見て歩く。

すぐそこにユーロスターが止まってて、海外の人が来るので、ちょっとした空港みたいな雰囲気。人通りもすごい多いんだけど、なにしろ来たばかりの人たちなので、あっちこっちで案内掲示を見たりして、大きな荷物を引きずって立ち止まってるので、いっそう混雑感が増している感じ。でも、なんとなく大陸の駅ってこんな感じなんだろうなという雰囲気が味わえるので、急いでなければ楽しいかも。ユーロスターの駅

一通り見たあとは、最後の大規模見物、ナショナルギャラリー。絵画に関してはイギリス最大の美術館で、しかもトラファルガー広場前にあって、ピカデリーサーカスなど、ロンドン内の各観光地の中央にあるような位置のせいもあるのか、とにかく観光客の人出がすごい。

めったに人から何か頼まれたりしない自分まで、アメリカ人カップルに写真撮ってくれとか声かけられたくらい。写真は撮れないんだけど、ただで入れて、これだけの絵画が見られる機会もなかなかないので、中もやっぱり混んでいるが、閉館後も入れるカフェとレストランを併設したり、大きめのミュージアムショップを3つも持ってたり、普通はただで配ってる館内地図を£1で配ったあげく「使い終わったらなるべく返してね」と書いてたりと、なかなか商魂たくましい感じ。トラファルガー広場
館内は、ちょっと順路が複雑になっているが、絵と絵の間を広めにとっているので、人が多くても見やすい。大きな絵画はまとめて広い部屋に置いてるので、遠くからも近くからも見られるし。
でも、コローのわりといい感じの風景画が何点かあったんだけど、わりとぞんざいな扱いだったりして、びっくり。そんなたいして良くもないのでも、フェルメールっていうだけでいい場所に置いてたりするのに。

一通り見て回ったら、けっこうグッタリ。途中でカフェでちょっとお茶飲んだりはしたんだけど。
そのままホテルに帰ったのだが、夕方に朝にも通ったホテルの裏の路地みたいなところを通ったら、こんどはどこかのオフィスの人たちが何かの打ち上げでもしてるのか、大挙してビールを飲んでいた。行き止まりで、車も来ないので、一体どのお店の客なのかわからないくらい、広がり放題だった。クラリッジの晩ご飯2 サラダ
角のスターバックスで待ち合わせしてたゲイカップルが、彼らにしたら普通なんだろうけど、いきなりキスしてたので、びっくりした。

晩ご飯はまたホテルのレストラン。
今日は最後なので、好きなものを好きなだけと思って、アラカルトでとるが、一人3つずつくらい頼もうとしたら、ホテルの人が1人分を2人分だと思いたがる。どうしてだろうと思ったら、サラダがとても多いらしい。

それで、サラダはシェアすることにして、あとはそれぞれ前菜とメインをとった。クラリッジの晩ご飯3
この人は、きちんとした人の多いクラリッジの人の中では、かなりいいかげんな人で、愛想はいいんだけどあんまり気がつかないほうなので、他の人になんと思われてるだろうと、気になったりする。他の人は、普通は男性の客には「サー」と呼びかけるのに、自分たちはよほど子どもに見えるのか「ジェントルメン」と呼びかけられることがわりにあったのだが、この人はいかにも「さあ、君たちはなんにするかなー?」という感じで「ジェントルメン~」と言ってくるので、自分的には好きだったんだけど。

部屋に戻ったら、同居人の人は殊勝に荷造りしてるんだけど、自分はどうせ明日の朝また詰めるものがあるので、何もしないで寝てしまう。


Author: talo

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