進歩する時代

たぶん、高度成長期~バブル期あたりを過ごした人なら、みんな同じように感じると思うのだが、科学技術や社会の進歩って、ある一定のスピードまでくると、そんなに早くならないものなんだなぁと感じる。

1980年代くらいまでは、世の中の移り変わりがすごく早くて、子ども向け雑誌なんかでも「21世紀の社会」みたいな感じで描かれていた、「宇宙旅行がはやる」「自動翻訳が発達して言葉の壁がなくなる」「医療の進歩で寿命が150歳くらいになる」みたいなことは、なんとなく実際にそうなりそうな気配もあった。

しかし実際にはそんなことにはなってないわけで、昔よく「未来の道具」みたいなので取り上げられたもので、実現したのってテレビ電話くらいだ。たとえば3D映像なんかは、50年以上経っても同じようなことしてるので、逆にびっくりする。

ここ何十年の間も、それなりに新しい技術は開発され、中にはびっくりするような発明や発見の報道を目にすることもあった。
しかし、それを実用化するとなると、なとえば医療だと人体に適用するための試験の実施期間は結局短縮できないとか、電気機器だと製品の形にするためには量産化計画とか工場のラインの整備とか必要な部品がまず量産されないといけないとか、とにかくそういう基礎的な部分で必要な期間は、結局昔と同じか、あるいは技術が高度化してるだけにより長い時間がかかって、新しい技術がどんどん開発されても、常に基本的な準備期間は同じだけかかるので、どんどん加速度がつくように社会の進歩が早まるということはなかったのだ。

こういうことを解消する何かが発見されるのが、ひょっとしたら新の技術の進歩で、今はその前の停滞期かもしれないが、とりあえず今の段階で、自分が生きている間に社会が劇的に変わることはないように思う。


Author: talo

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