おいしいかまずいか

この前、レストランで隣の席に座っていた男の人が、「梨と言えば豊水で育ったから、二十世紀だと水っぽいと感じてしまう」という趣旨の話をしていた。
当たり前というか、ああなるほどね、という程度の話なのだが、なんとなくすごく納得のいく説明で、そうかーそうだよねーと思った。

よく、母親の料理がいちばんおいしいというのも、結局その味で育ってて「○○と言えばこの味」というのが刷り込まれてるので、同じような料理のときに、違う味だと違和感=あんまりおいしくない、となってしまうんだろう。
それを「おいしい」「おいしくない」と表現するので、話しがややこしくなるのだが、要するにその人にとってのその料理の味の標準からずれているという違和感があるというだけのことだ。

梨なんかも、自分は二十世紀がいちばんおいしいと思う派なので、豊水なんか食べても、ぜんぜん水分が多くないし、なんかふにゃふにゃして甘くてリンゴの失敗作みたい…と思ってしまうが、それを梨だと思ってる人にしてみれば、確かに二十世紀なんて水っぽいし固いしぜんぜんおいしくないだろう。

なんとなくわかってたことなんだけど、すごい腑に落ちる説明だったので、いい話を聞いたと思った。
 


Author: talo

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