ドバイ旅行記-8日目(2月9日)

 結局、最初から最後まで「気分悪い旅行記」になってしまうのだが、帰りの機中では最初は気分が悪いながらも、3時間程度眠れたのだが、さすがにごまかしきれなくなって起きると、まだアフガニスタン上空くらい。日本-ドバイ間の飛行は、ほとんどが中国を越えることに費やされているので、アフガニスタンだかパキスタンだかわからなかったが、そのあたりでは、まだ中盤にも差し掛かっていない。
ドバイの海 お手洗いに行ってみたり、水を飲んでみたりしたのだが、気分の悪さは変わらず。
 いま思うと、利尿作用がある薬を飲んだので、血中の水分量が少なくなって、ただでさえ機中だと血圧が下がるのに、それ以上に下がっていたのだろうと思う。もうちょっと水を飲めば、なんとかなったのかもしれないのだが(現に行きは1本は飲み干して、もう1本もらった)、嘔吐感ではないのだが、ものを口に入れることが難しいくらい、気分が悪かったので、どうしようもない。

 しばらく一人で苦しんでいたのだが、どうしようもなく、とにかく相方を起こした。しかし、相方も何か策が講じられるわけでもない。
 残り時間を聞いたりしながら、なんとか我慢していたのだが、だんだん症状がひどくなり、かなり厳しくなってきても、残り3時間だという。そうこうするうちに、朝の時間になったので、機内の明かりがついて、朝食が出る。さすがに、アテンダントの人も気づいて、どうしましょうと言ってくれるのだが、どうしようもない。とにかく何か飲まないとと思って、ジュースをもらったりしたが、特に変わらなかった。
 自分でも、あれだけ長時間低血圧発作が出たのは初めてだったので、いま思っても、よくもったものだと思うが、途中の記憶がきれぎれにしかない。ただ、頭を下にしたほうがいいと思って横になっていたのだが、もっと低くしたほうがいいのかもしれないと思って、きちんと座って、頭を下げるようにしたら、少し楽になったのは覚えている。

 しかし、あれほど苦しいのに、あっさりしたもので、重力が強くなってくるとましになってくるのか、着陸間近になるとなんとか座れるようになった。
 着陸のとき自体は覚えていないのだが、とにかく症状はおさまったので、それこそ虚脱状態のようになっていたように思う。

ダル・アル・マシャフの風景 ドバイ-関空便と、関空-羽田便の乗り継ぎは、かなり長く4時間ほどある。海外便からの乗り継ぎは、便の遅れなどがあっても大丈夫なように余裕を見ているのだが、こういうときにこそ「サクララウンジ」を使えるようにしておいてもらいたいのに、これから乗る便はエコノミー席になってしまうので、使えない。
 とりあえず、地上に降りて、体力の消耗と体の疲労(低血圧の発作が起きた後は、体の疲労と痛みがすごいのですが、なぜでしょうねぇ?)はあったものの、なんとか動ける状態だったので、入国審査はなんとかなった。預け入れ荷物は、ビジネスクラスなので、即座に出てくる。
 麻薬探知犬がそばに来てくれてうれしかったのだが、ぐったりしてゆっくり見ることもできず。荷物の検査の人も、こちらの消耗ぶりが見て取れたのか、どこからですか?という以外は、何もなく。ところが、相方のほうは、たまたま何人かに一人の抜き取りチェックの番だったのか、荷物を開けさせられていた。とにかく、無理やり詰めてきたので、一度開けると、閉めるのが大変なのに…。

 入国してしまえば、なにしろ乗り継ぎに時間があるので、それほど忙しくない。
 とりあえず、国内便のチェックインと預け入れ荷物だけ渡してしまって、しばらく休んだ。それから、スタバへ行って、抹茶クリームフラペチーノを飲む。いままで、スタバのフラペチーノは、こってりと甘くてしつこくておいしくないと思っていたのだが、このときは口当たりもよく、おいしく飲めた。ドバイに行って、しつこい味に慣れていたからだろうか。
 そのあと、うどんを食べてから、クレジットカードメンバー用のラウンジへ。けっこう混雑していたが、なんとか座れたので、ここで座ってゆっくり寝る。
 地上に降りて体調が戻ってきたところで、水分も取り、物も食べたので、機中ではほとんど寝ていないし、病気の疲労もあって、座って寝ていたのだが、かなりぐっすり眠れた。ここで寝たので、その後の移動は、ほとんど普通どおりできた。
ドバイの夕日 乗り継ぎ時間があるのが、普通だったら退屈だと思うところだが、悪いことばかりではない。実際、出張でしょっちゅう行き来している人ならともかく、旅行客なら、関空は広くてそれなりに遊べるし、旅の疲れを癒しつつ、だらだらするのもいいのではないかと思った。

 夜の便で、関空から羽田へ移動したら、あとは荷物をずるずる引きずって、家に帰るだけ。
 念願のドバイだったのに、苦しい思い出ばかりになってしまった。でも、もう一回行ってみたいと思えるところだったので、きっとまた行くと思う。
 しかも、帰ってから、低血圧発作用の薬(昔もらっていた)を発見。行く前に気づいていればと思ったのだが、次回はこれで対策もバッチリと思うしかない。


Author: talo

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