ドバイ旅行記-7日目(2月8日)

 昨日あたりから、徐々にそんな気配だったのだが、やっとドバイにも春が来たようで、この日は朝からけっこう暖かかった。最終日になって、やっとリゾートになったかと、体調もいいので、気分も明るく、朝食に向かう。
 朝食は、昨日と同じ、Khaymat Al Bahar。
 ところが、昨日はロビーのArboretumとはちょっと違う品揃えだったのに、今日は全く同じ。逆に料理を置くところがArboretumほど広くないので、物足りない。そういえば、今日は金曜日。イスラム教国では、金曜日がいわゆる日曜日的な日なので、きっと人手が潤沢にはない日なのだろう。
 でも別に、まずいわけではない。体調が復活したこともあって、これまであまり食べていなかった、ソーセージなどの類も食べてみた。ブタ肉はイスラム教的にはダメな食べ物なので、ブタのベーコンなどは、隅のほうに置かれていて、ソーセージなども牛だったりする。まずくはないが、なぞの味。牛用の味付けになっていないからだろうか。

スーク・マディナ・ジュメイラ 食事が終わったら、いよいよおみやげ物を買う。
 他のホテルと違って、ここは同じ敷地内に「スーク・マディナ・ジュメイラ」というのがあるので、おみやげも買いやすい。広いわりには、種類が同じようなお店(アラビアンな小物屋さん)ばっかりいくつもあったりして、非常にいいというほどでもないのだが、自分のほしいものは市中で買えばいいし、帰ってから配るものはここで十分。
 自分はそれほど必要なかったので、相方の買い物につきあって、何周もうろうろするうちに、だんだんどういう配置か分かってきて、目的の場所にすぐ行けるようになってきた。
 自分はここでは、主にお茶とデーツを買った。

 おみやげに関しては、自分たちは、そもそも価格交渉などをするのがわずらわしいので、ここで買うことにしたのだが、そういうことが気にならない人は、もちろん市中でも、スパイススークなどに行けば、おみやげ物屋さんもたくさんあるので、そこで買えばいいと思う。
 また、交渉するのはいやだが、価格が安いほうがよくてパッキングの都合がない人は、出発のときに空港で買ってもいいと思う。空港は、スーク・マディナ・ジュメイラよりも安い場合が多かった(というか、たぶんスーク・マディナ・ジュメイラが、市中でも一番高いと思う)。

ヴィラのプール そのあと、部屋に帰ってきたのだが、歩いていると暑いと思うくらいだ。
 せっかくなので、最終日だし、一度も使わなかった、ヴィラの前のプールへ行くことにした。自分はプールの前で寝そべって、ちょっと腕や足を水に漬けるだけで満足だったのだが、相方は見てるうちに入りたくなってきたようで、スークに戻って、水着を買ってきた。
 待ってる間に、プールでタオルを敷いたり、飲み物を出したりしている人と話したら、彼はネパールから出稼ぎに来ていると言っていた。
 ドバイはとにかく、アジア系の出稼ぎが非常に多いのだが、片言でも英語ができれば仕事はありそうなところなので、わからなくはない。彼も家族はネパールに残して、働きに来ているということだった。プール番くらいでは、それほどお金ももらえないだろうと思うのだが、それでもネパールにいるよりは、きっと収入はいいのだろう。
 英語だからそう思うのかもしれないが、呼びかけこそ「サー」なものの、それ以外の面では比較的フランクな英語で話しかけられることが多かった。それが逆に、こっちも何か頼んだり聞いたりしやすい雰囲気になっていて、形式だけへりくだっている日本のホテルよりは、よほどホスピタリティがあったように思う。

 プールで2時間ほど過ごした後、今日はどうせ夜が遅いので、少し昼寝してから、早めの晩ご飯にスークへ行った。初日に行こうと思っていた、スーク内のイタリアン「トスカーナ」に、今日なら時間が早いし、入れるだろうと思ったのだ。
アブラからの眺め しかし、もうけっこう混んでいて、なんとか入れたという感じだった。
 ほかでもそうだったのだが、この店は特に、だらだらしてる人が一人もいない。かなり忙しそうにしているのだが、お客から声をかけられたら、しっかり応対しているし、店員のモチベーションがかなり高いところで維持できていると思って、感心した。
 しかし、料理が出てくるのは、かなり遅い。混んでいるし、時間もあるから、まあいいやと思って待っていた。飲みもので、オーダーが通っていないことがあったりしたが、これだけバタバタしていたら、仕方ないやとあきらめもつく。
 ところが、パスタの量の多さには、ちょっとグッタリ…。しかも、味的には、まずくはないのだが、こってりしすぎていて、苦しいくらい。
 何とか全部食べたのだが、ちょっと気持ち悪くなって帰った。

 結局ここで、せっかく回復しかけていた体調を崩したようで、さらにそれを何とかしようと思って飲んだ薬が、合わなかったこともあって、行きばかりか、帰りも気分が悪いということになってしまった。

 とにかくここから、またアブラ(船)に乗って、部屋に戻る。
 このクリークもこれで見納めと思うと、夜景も感慨深い。戻ったら、いよいよ最後なので、お風呂に入ったあと、荷造り。
 今回、わざわざこの旅行のために、新しく大きいスーツケースを買ったので、たくさんでも入るだろうと油断していたら、おもいのほか入らず…。というのも、着いてから長袖を何着も買ったので。それでも、割れやすいおみやげものなどは、手持ちすることにして、なんとか荷造り成功。

ダル・アル・マシャフのヴィラのロビー あとは、チェックアウトして、ロビーで迎えを待つだけ。
 ダル・アル・マシャフでは、チェックアウトもバトラーのカウンターで可能。明細など、どういうのが出てくるのかわからないので、チェックに時間がかかるかもしれないと思って、早めに行ったら、何のことはない、日付と使った場所と金額だけ。もちろん、余計なチャージもなかったので、それでサインして終わりだった。
 荷物は、待ってる間にベルの人がロビーへ運んでおいてくれる。
 結局、チェックインの日と翌日の夜、最後のチェックアウトのときだけ、バトラーとして日本語ができる人がいたのだが、これは一応ホテル側の配慮だったのだろう。

 荷物のあとを追うように、バギーが来たので、乗ってアル・カスルへ向かう。バギーに乗ったのは、来た日に部屋に連れてこられたときと、帰るときの2回だけだった。
 ロビーに着いたのは、予定よりかなり早い時間。うろうろしていたのだが、時間をつぶしかねて、外へ出たり入ったりしていたら、迎えのバスが来た。あわてて、ベルの人に半券を渡して、荷物を出してもらう。このベルの人も、急に言われたのに、すごいてきぱきしていて、最後にも「また来てね」と言ってくれるし、非常に感じがいい。チップもあげてないのに…。

 ここから、来た日と同じように、バスに乗って空港へ向かう。
 途中で、2軒ほかのホテルに寄ったのだが、この2軒とも、市街地に近くて便利そうなのだが、周りはほとんど工事現場という立地。ドバイはちょっと気を許すと、すぐあちこちで工事が始まるので、うっかりしたホテル選びはできないねぇという感じだった。
 バスの中では、飛行機のチェックインの方法を説明される。到着時と同じように、エコノミーとビジネス、ファーストとでは、取り扱いが違うので、けっこう説明が長くて、着くまでに終わるだろうかと、心配してしまった。

 着くとともに、エミレーツのビジネスカウンターから、ポーターが来て荷物を運んでくれる。そのまま、自動チェックイン機でチェックインして、荷物を預けて、出国審査を2回(1回目はパスポート見るだけ。2回目が本当の審査)、手荷物検査、という流れ。
 この間、自分の手で何かしないといけなかったのは、預け入れ荷物のタグに名前を書くくらい(これくらい、事前にシールを作っておけばいいのに…)。これ以外は、ルートのままに歩いていくうちに、あれよあれよと、10分ほどで終わってしまった。
 エコノミーのほうの出国審査では、長蛇の列になっていたのを横目に、通り抜けていくので、逆に悪いことをしているような気分だった。
 相方などは、そもそもバスで寝ていたので、起こされて、ポーターについていったら、もう出国手続き終わりという感じで、何が何だかわからないという状態だったらしい。

空港出発ロビー ここから、出発ゲートまではけっこう遠い。しかも、シャトルなどがないので、延々エスカレーターを乗り継いで行く。
 出発ゲートでは、免税店があって、ここでおみやげも買えるし、ブランド品も買える。免税と言っても、ドバイは国の中が全部免税なので、特にここで買う必要はないのだが、価格的にもわりと安いので、時間があれば、買い物してもいいだろう。
 相方は、余った現地通貨で、アラビアンなCDを買ったりしていた。

 ところが、このあたりで、自分のほうは気分が急速に悪化。
 いま思うと、胃腸薬を飲んだので、消化が緩やかになっておなかが苦しくなる一方で、利尿作用が進んで、水分が不足して低血圧になっていたのだろう。
 せっかくドバイで有名な、エミレーツのビジネスクラスラウンジに入れたのだが、飲み物を飲むくらいしかできなかった。

ドバイのエミレーツ・ビジネスクラス・ラウンジ このビジネスクラスラウンジでは、インターネット端末もあり、飲み物・食べ物もあり、また広さもけっこうあったので、長時間の滞在になっても、大丈夫そうだった。インターネット端末では、日本語入力はできないものの、日本語サイトを見ること自体はできるので、久しぶりにメールチェック。履歴なども残らないようになっているので、(キーロガーなどが心配な人はやめておいたほうがいいが)あんまりセキュリティの心配がないことなら、使える。
 また、食べ物もちらっとしか見なかったが、かなり豊富にあって、また食べるところもきちんとテーブルがあって、ちょっとしたファミレスのようになっていた。晩ご飯をあんなに食べて、苦しい思いするなら、ここで食べればよかった。
 飲み物も、何でもある。ただ、水だけはなぜか、開いているペットボトルから注ぐようになっていて、なんとなくイヤな感じ。

 ここに1時間くらいいて、搭乗口に行くと、すでに「搭乗中」になっていたので、あわてて入った。ところが、単に待合室に通れるだけで、入ってみると、みんな大量に待っていた。それでも、10分ほどで機内へ入れるようになって、ここでもビジネスクラスは優先搭乗で、さっさと乗り込んだ。
 有名な半個室のファーストクラスを通って、ビジネスクラスへ。席は行きと同じ。
 すでに気分が悪いので、きっとお手洗いに行きたくなるだろうと思って、通路側に座った。

 行きと同じく、ウェルカムドリンクを飲んで、しばらくすると出発。すでに気分が悪かったのだが、外を見ると夜景だったので、これが見納めと思って。見た。出発は夜中の2時ごろ。
 行きのアメニティで配られたスリッパが、けっこう具合良かったので、またはこうと思っていたのだが、なぜか帰りは長い靴下…。はこうとしてみたが、ごろごろして具合悪いし、やめておいて、寝た。


Author: talo

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