7月17日(金)
いよいよ帰国前日。
いずれ近いうちにまた来るつもりでも、来週とか来月とかに来れるわけじゃない。
ただでさえ物価高のロンドンに、2012年にはオリンピックが来るので、これからどんどんさらに物価も上がるはずだし、次に来るロンドンはいまやってる工事もだいぶ落ち着いて、違う街になってるはず。
そんな感じで、いま見られるものを見ておかないとと思うと、なんとなく気が急く。
でも、行動できる範囲は限られているので、今日は博物館のはしごと、買い残しの買い物ということで起き出した。
今日も朝ご飯はFoyerで食べたが、ますます顔を覚えられて、オーダーも楽々。さすがに一週間も滞在する人は、そんなに多くないみたいだし、最初は「クラリッジにそんな軽装で!」みたいに思ってたホテルの人たちも、「まあ一週間暮らすなら仕方ないか」と思ってくれたんだろうか。
支度して向かった先は、まずは自然史博物館。
動物好きの自分たちとしては、外せないところということで向かった。
駅を出てすぐのところにあったので、迷わず行けたが、ちょっと出るのが遅かったので、すでに入り口は長蛇の列。でも、べつに何か入場制限をしているということもないので、順調に列は進んで、入場できた。ロンドンでは、どこでもセキュリティチェックをやるので、そこで行列になってしまうみたい。
入ったらまずはディプロドクス。昔は世界最長の恐竜と言われていたのだが、最近はもっと大きいのが発掘されたので、そうでもないかも。でも、これだけ大きい全身骨格がゆったり入っているメインホールの大きさにびっくり。
そもそも、自然史博物館は、建物自体はそう古くないのだが、細かいところまで意匠を凝らした復古調ロマネスク様式で建てられていて、飾りなども自然に関するものでできていて、展示物を見たり建物を見たり忙しい。
とにかく、このあとの予定も詰まっているので、ガイドブックを参考に、重要な見所だけを駆け足で見て歩く。圧巻だったのは、鉱物の部屋。たぶん、世界中から集められた鉱物標本だと思うのだが、それこそ向こうが霞むような広い部屋に、ずーっと標本の展示台が並んでいる。きっと、めったに見られないような石があったに違いないので、時間があったら全部見て回れたのにと思うと残念。
阪神淡路大震災の倒壊した街路の再現コーナーがあって、地面が揺れるようになってるんだけど、その地面の揺れがほんと大したことなくて、「これはひょっとして見てる人は『日本の家は紙と木でできてるから、こんな程度の揺れでもこんなことになるのね。大変だこと』と思ってるのでは?」と、展示効果に疑問を持った。
でも、大慌てで回ったおかげで、一通り見終わってもちょっと時間ができたので、すぐ近くのキングスロードへ。ここには、ちょっと気の利いた雑貨店などがあったりして、ややおしゃれな通り。
まずはHACKETTへ。ポロのウェアなどの老舗で、トラディショナルだけどちょっとおしゃれみたいな服がいっぱい。お店もちょっとシックな感じで、家庭の部屋みたいな作り。どうしようどうしようと、あんまりうろうろしてるので、この変な日本人はなんだろうと、心配になったのか、途中でついてくるようになった。でも、4点くらい買ったので、機嫌よく送り出してもらった。
次に昨日も行ったプリングルの本店のほうへ。こっちも同じようにセールをやってたのだが、品揃えがややいいように思った。店員さんもすごい親切で気の利く人で、「いいんだけどサイズが…」とか話してると「サイズだったらバックヤード探してみるから言ってね」と声をかけてくれたりした。
結果的には、そうそううまくサイズが合わなかったりしたのだが、合わせてみたら問題なかったりして、ここではセール外の品物まで買ったりしたので、6着くらいは買ったかも。免税の処理してくれた中年女性の人も、ちょっと面白い感じの人で、昨日のお店の人が感じ悪かったとかは全然ないんだけど、さすが本店!って感じだった。
本当はここから、クラリッジの内装を手がけたリンリーへ行きたかったのだが、けっこう高級なリビング用品ばかり扱ってる店なので、これ以上買ったらまずいと思い、そのまま一度戻ることにした。
帰りついでに、ボンドストリートの大型デパート、デベナムズ、マークス&スペンサー、セルフリッジも見て回る。セルフリッジは、服もけっこういろいろあったのだが、買うには至らず。
お昼はさっさと済ませたかったので、この前は閉まっていた、ボンドストリート駅のマックで買って帰る。またもや、マックの袋を提げて、クラリッジへ入っていくという、よろしくないことをしたりしてしまった。でも、チキンなんとかはおいしかった。ちょっと長細いやつ。
一段落したので、こんどは大英博物館へ。
最終日に大英博物館へ、しかも駆け足でいくなんて、ちょっとばかげてると自分でも思うが、まあ今回は郊外が多かったので、それはまあ仕方がない。
こっちは、駅からちょっと離れてるけど、人出はすごく多かった。博物館前が広場のようになっているのだが、そもそもそこになんとなくたむろしているような人も多い。
入ってさっそく、最近改装されたとかいう、グレートコートという屋内広場のようなところに出る。ここを中心に、あちこちの展示館が広がっている構成。午前中の大英博物館と同じく、最初はガイドブックに従って、見所をピックアップして見て歩く。でも、終盤ちょっと時間が余ったので、そこからは余裕を持って見て歩けた。
とにかく、教科書で見たような古代遺跡の像なんかが、そのままどかんと置いてあったりするので、見るところが多すぎる。でもやっぱり、オリエントや古代ギリシャのところが、いちばん見ていて楽しかった。逆に大したことなかったのが地球に関する展示。いろいろインタラクティブな工夫もしてあったりして、それなりに凝ってたんだけど、ここでないと!というものはなかった。
帰りついてみたら、まだ夕方の5時くらいだったので、ヘンデル博物館へ行くという人と別れて、自分だけ先にホテルへ戻った。そろそろパッキングしないとねぇ。
とか言いながら、夜景を撮ったりして遊んでいたんだけど。
最後の晩ご飯は、ホテルでとった。まだアフタヌーンティーが終わってない人がけっこういて、ケーキがおいしそう。しかも、そのまま夜の飲み会に突入してるっぽいグループまであった。ホテルのダイニングThe Reading Roomは、相変わらずおいしいし、凝ってた。