去年話題になり、最近ではスーパーでもどんどん売り場の大きくなっている、生麺風インスタント麺。
代表格の3つを食べ比べてみた。
『マルちゃん正麺』(東洋水産)
この市場の火付け役。さすがに開発にかける時間もあっただけに、麺の食感は確かに生麺とほぼ同じ感じ。そして、スープもよく考えられていて、麺や具材にからみやすい。4種の味を出しているのも(最近、冷やし中華も追加されたらしく、それも含めると5種)、それなりにスープの味にも時間をかけている自信からだろう。
『麺の力』(サンヨー食品)
なるほど、この商品名にするだけのことはあると思えるくらい、麺の革新性では一番。生麺と全く変わらないと言ってもいいと思う。ところがこれ、中華そば、ちゃんぽん、担々麺となっているように、ラーメンじゃない。中華そばも、確かに中華そばで、ラーメンとはちょっと違うのだ。あと、スープも液体スープの意味があんまりない。従来の袋麺とあんまり変わらないスープなのが残念。
『ラ王』(日清食品)
なにしろ、インスタントの王者なので、この市場を逃すわけにいかないと出してきたのだろうが、あきらかに企画倒れ。従来型の高級袋麺の域を出ない。麺は確かに、少しもちっとして、かつ弾力もあるようにできているのだが、あくまでインスタントラーメンのあの麺の延長線上。スープにも新奇性はない。この商品でとりあえずつないで、さすが日清という感じの新商品を開発することを期待したい。
ということで、やはり満を持して発売した『マルちゃん正麺』に追い付くのは、なかなか大変そう。でも、ちゃんぽん好きなら、『麺の力』でもいいと思う。あと、インスタントラーメン特有の、あのくたっとした感じが好きな人もいると思うので、そういう場合は『ラ王』もいいのかもしれない。