なんなのさこの邦題は。
映画自体は、ちょっと未消化な感じ。
政治家サッチャーの活動は、女だからと言われ苦労しながら頑張りましたというのが、おぼろげにうかがえる程度。並行する私生活のほうも、夫の遺品にそれほど執着するような、愛情あふれるエピソードも描かれず。
サッチャーについて基本的な知識がある人が見れば、それなりに楽しめる部分もあるが、映画としては「?」という出来かも。
それでも、部分部分で、感動させるシーンはあり、そこを逃さずに名演するのが、さすがのメリル・ストリープ。この作品でアカデミー賞主演女優賞獲得も納得という感じで、その演技だけで泣ける。
それにしても、相変わらず意訳しまくりの戸田奈津子の字幕だったけど、今回はそんなに複雑な会話もなかったので、そこまでひどくはなかった。
ただ「女男爵」を「男爵夫人」とやってしまったのは、明らかに間違いというか、サッチャーをバカにしてると言えるくらいの間違いなので、これは大きなミス。あと「貴族院」を「上院」と訳してるのも、アメリカじゃないんだから…と思った。