イタリア旅行2018-6(トリノ前半)

イタリア旅行の山場のチンクエテッレが終わったので、あとは二都市を残すのみで、まずはトリノに移動。
ジェノヴァで泊まってたホテルの目の前のブリニョーレ駅はターミナル駅なのだが、トリノに行く列車はもう一つのプリンチペ駅からのほうが多かった。ただ、都合よくゆっくり出たらいいくらいの12時前に、トリノに向かう列車があったので、それに乗ること2時間弱。トリノのポルタ・ヌオーヴァ駅に着く。
着くころにはもうチェックイン時間だったので、そのままこれまた駅すぐのホテルに向かう。

ジェノヴァのホテルに比べて、トリノのホテルはずいぶん良かったので、テンションが上がったところで、明日の観光ルートの下見も兼ねて、市内散策とおみやげの買い物に向かう。
まずは高級ブランド店の並ぶローマ通りを通って、サン・カルロ広場へ出る。そこから、チョコレート店2店を回った。トリノは少し寒いからか、微妙な温度管理を要求するけっこう繊細なチョコレート店があって、実際食べてみたら、いわゆる生チョコとは違うのだが、柔らかくて口どけがよく、味が濃厚で、おいしかった。
エジプト博物館のあたりまで行って、一度サン・カルロ広場まで戻って、お茶休憩にカフェ・トリノに入る。有名店らしいのだが、すごくすいていて、リラックス。お店は歴史を感じさせる雰囲気はあるのだが、もうそんなにカフェなんかでもうかる時代じゃないので、朽ちていくに任せてる気配もあり。

その後、今日回れるところはということで、王宮前まで出てサン・ロレンツォ教会へ向かう。あちこちの出入り口に物乞いの人がいて厄介なのだが、中はとてもきれいで見ごたえあり。
しばらく見て、次に有名なポー川のほうへ。ちょうど夕方の帰宅ラッシュなのか、道路はずいぶん混んでいるのだが、トリノは歩道が広く、またあちこちにちょっとした緑地帯などもあって、歩きやすい。トリノの街の中自体はほぼ平地なのだが、周囲はアルプスが近いこともあって山がちで、ポー川を渡ったすぐ東側も丘陵地帯になっている。そこに大きなお城があって、夕陽があたったりして、とても絵になる景色。どうも文教都市らしく学生が多く、河原で話し込んでいる人や、ボートの練習をしてる人などがいて、暮らしやすそうな雰囲気だった。
街の中を歩いていても、これでイタリアかと思うくらい落ち着いていて、お店の人もイタリア人にしてはずいぶん落ち着いた話し方をするし、なんだか去年行ったウィーンに似ている。

川沿いを少し歩いて、砲兵隊のモニュメントとかいう凱旋門のようなところで曲がって、ホテルへ帰る。
晩ご飯は、ホテルのレストランがそこそこ有名らしいので、そこでとりましょうということで、予約が必要かどうか聞きにフロントへ行ったら、わりとフロントが混んでる時間帯だった。
やっと空いたので、聞こうとすると、ふんふんと聞いておいて「いまほかの人のチェックイン手続きをしてるから、それが終わったら聞くよ」と言う。それならそうと先に言えばいいのに、しかもどうしてイタリア語で聞いてるのに英語で返してくるのか。ずいぶん感じの悪い人だった。
手の空いてた人がすぐ、「じゃあぼくが聞くよ」と声をかけてくれたのだが、その人もたぶんこれはフォローしないとと思った気配だった。

レストランのほうは、おいしいのだが、ちょっと変わった料理ばかり出てくる。
そもそもアミューズなのか何なのか、コースの前に3皿くらい出てくるので、最後まで食べたらもう気持ち悪いくらいおなかいっぱい。接客は悪くなかった。

部屋に戻ると、窓のすぐ外が駅前なので、夜中までトラムが行ったり来たりしている。眠れないほどうるさいわけではないので、なんとなく聞きながら寝た。


Author: talo

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