イタリア旅行2018-9(ミラノ後半)

終日いるのは今日が最後。しかし悔いのないようにと思っても、ミラノにいるのでミラノを見る以外に特にすることはない。
朝食を食べて、まずドゥオモ見物。チケットを取りにドゥオモ・ショップへ行く。

そもそも、チケットを取るための順番を取らないといけないシステム。順番が来たら、呼ばれるので、行ってチケットを買うのだが、待ってるところがお土産物屋さんになってるので、思わずあれこれ見てしまうという、収益機会創出システムを兼ねていた。オリジナルのお土産も多く、思わず買ってしまうこと必至。
チケットを買って、まず向かうのはドゥオモの屋上。エレベーターもあるらしいのだが、階段でヒーヒー言いながら登る。でも、まず屋根の上に出るところまでは、そんなに長くないので、なんとかなる。屋根の上に登ってから、さらにまた登るという、二段構え。屋上はさすが高いところにあるので、近隣が一望できて見晴らしも良く、また天気も良かったので気持ちいい。
工事中なので行けないところもあるのだが、工事の様子が見られるのは、それはそれで面白かった。
上に登ってみると、こんなところまで!?と思うくらい、誰も見ないようなところでもディテールの嵐で、すごかった。

次に下におりてドゥオモの中を見物。かなり広い上に、セキュリティチェックが厳重でそんなに人がドカドカ入ってこれないので、これだけの名所なのに、混雑なくゆったり見られるのはいい。
さらに、修復で出た遺物などを展示してある博物館も別にあるので、そこにも入る。ここがもう、ガーゴイルとか装飾のとれたのをいっぱい展示してあるので、見どころだらけで飽きない。人物像なども、取れそうなのは外してここに置かれているので、それこそ山積み状態になってる。いちいち見てるときりがないので、途中から少し流したのだが、面白かった。

そして次はスフォルツェスコ城へ移動。地下鉄で行ってもいいのかもしれないが、歩いてもそれほどの距離でもないので、歩く。
しかし、歩いてる途中で相方とケンカになる。旅行中いつも一回はケンカになる。
スフォルツェスコ城は城自体は大したことはないのだが、そこにいろいろ入っていて、それが見どころ。ミケランジェロの最後のピエタがあって、未完成なのか、最後に到達した芸術なのかは不明だが、ずいぶん粗削りな像がある。また、過去のミラノの発掘物や城として使われていたときの調度、また昔から現代の家具など、いろいろ並んでいる博物館もある。この博物館がずいぶん長いので、どんどん途中で脱落していって、ぼくらはまだ一通りぐるっと見たほう。

すっかり疲れたところで、地下鉄でEatalyへ移動して、休憩とお土産あさりをする。
地下鉄は2~3駅だったと思う。昨日ちょっと乗ってみて、事前に予想してたほど治安の悪い感じでもないので、普通に乗ってみた。スフォルツェスコ城の最寄り駅は、そんなに大きな駅でもなく、物乞いなどもいなかった。逆にどこにお金を入れたらいいのかわからずに、まごまごしてる観光客がいたので、こっちが教えてあげたくらい。
でも、相方が開けた改札を、子どもが「ありがとう」といってタダですり抜けて行ってたらしいから、まあ日本に比べれば物騒なのかも。

地下鉄をおりて、カリバルディ通りを通ってガリバルディ門のほうへ。このあたりはずいぶん上品な街で、おしゃれなカフェやレストランで、わりとちゃんとした服装の人がゆったり食事してる感じ。
Eatalyはけっこう大きくて、食料品や生活雑貨がいろいろある。でもスーパーというよりは、日本で言うとハンズのような感じ。あっちこっちに、イートイン的なものがあって、売ってる物を食べられるので、お茶を飲んで、そのあとバラマキ用のお土産などを買った。

そこから、いったんホテルへ戻り荷物を置いて、こんどはブレラ絵画館という美術館へ。
ここは学校の一部のようなところで、学生が多く、また中で美術品の修復をしてたりする。展示品は宗教画中心で、宗教画の主題や描き方の変遷が見られて面白い。すごい名作!とかもないので、それほど時間はかからないと思うが、点数は多いので、じっくり見だすときりがないかも。

そこを出て、そのまま近所のレストランで夕食。ここまで、あまり食事の選択ではハズレはなかったのだが、ここはハズレ。
まだ早い時間なのでこんなものかと思ったが、明らかに周囲のお店より空いていて、近所の人は入らないという雰囲気。でもまあ、ミラノは都会だしそんなものさと、食事を済ませて歩いてホテルへ戻る。

観光最後の日なので、ただ歩いて見てるだけのミラノの街並みの名残り惜しい。思ったより治安にも全く問題なかったし(黒人のミサンガ売りを追い払っていればいいだけ)、昔の街と今の街が融合してちょっと面白いところだった。
ホテルに戻ってから、またガレリアの有名なジェラート屋さんに行き、ついでにドゥオモの夜の写真を撮ったりして、最終日は終了。


Author: talo

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