ベネチア旅行 その他

その他、ベネチアに行ってみてわかったことなど。

■空港
ベネチアのマルコ・ポーロ空港は規模が小さく狭い。特に到着時はあまりの素っ気なさにびっくりする。ATMや売店は出発ロビーにあるので、必要ならエレベーターかエスカレーターで2階へ。
到着ロビーは両替とバスなどの切符売り場があるが、どちらも混んでいる。Hello Veneziaのチケット売り場はなぜかすいてるので、ACTVの複数日券をここで買ってしまうと、空港からの往復も解決できて便利。
出発ロビーは最近整備されたようで、少し古い情報だと「何もない」と書かれていたりするが、2011年6月時点では手荷物検査後のエリアは、ブルガリやディーゼル、フェラガモなどの主要イタリアンブランドを始め、店舗やカフェが充実していた。
欧州域内が出国手続き不要になったので、出国手続きは手荷物検査と切り離されている。手荷物検査が終わると、あとは乗るだけのつもりでいると、出国の列に阻まれたりするので、要注意。
マルコポーロ・ラウンジは出国エリアのさらに1階上。広さや設備はそこそこで、軽食もあるが、飲食がセルフではないので、手際よくここで食事を済ませるというのは難しそう。

■島めぐり
ムラーノ島などの離れた島は、べつに行かなくてもかまわないかも。ただ、もし行くなら、すごい安いんだけどムラーノ島のガラス工房に時間の大半を割くオプショナルツアーは利用しないほうがいいと思う。
ブラーノ島もトルチェロ島も、自由に回れるなら時間を取るところはいくらでもあるし、水上バスで簡単に行けるので、わざわざツアーガイドがついてる必要もない。

■治安
北部イタリアだからというのもあるかもしれないが、ほぼ観光だけで成り立っている都市なので、基本的に街全体が観光客慣れしているし、治安も良かった。
全く不用心で大丈夫ということはないが、ローマと比べると怪しい人率は圧倒的に低かったし、観光客相手のぼったくりめいたことや、邪険な接客もなかった。
このあたり、強盗をしても日常生活に紛れこんでしまえたり、観光客の相手をしなくても商売のできるローマとは違う感じ。

■ホテル
今回は格安旅行だったので、アル・ソーレという3つ星ホテルに泊まって、いろいろ勉強になった。
たぶん、日本人がホテルとして想像しているものが基本的に揃ってるのは4つ星以上で、3つ星からは何か欠けてることになるだろうと思う。
アル・ソーレも、外観はきれいなのだが、ホテルとしての設備の整備は素人がやったのかと思うくらい、手作り感満載で、備品も最低限。ルームサービスは3つ星の条件なので、あると書いてあったが、実際にはなかったし、バーも繁忙期にはやっているのかもしれないが、少なくとも6月下旬の宿泊期間中にはやってなかった。
ただ、アル・ソーレの場合、清掃、朝食、フロント業務など、ソフトサービスの部分が非常にがんばっていたので、宿泊自体は快適だった。
泊まれればいいという人なら、たぶん2つ星でも大丈夫なのだろうが、いくつかのぞいてみたが、カウンターで普段着のおじさんが新聞を読んでるのがどうもフロントらしい…というような感じで、イタリア版の民宿くらいの雰囲気だった。
ベネチアの場合、大規模に新築したりはできないので、高級ホテルでも設備の更新が十分でないところも多いようだし、宿泊の楽しみを期待する人は、リド島のほうがいいのかも。


Author: talo

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