ずっと前から、電子レンジがほしいと思っている。
いまの物は機能がシンプルで使いやすく、わりと高温のオーブンもついていて、もうかれこれ15年くらい使っているので愛着はある。
新しいのがほしいなぁと思いながらも、そのせいで買い替えずにここまできた。
それでも、去年から自炊の頻度が上がって、なるほどちゃんとした電子レンジがあるとこういうときに便利なのか…という場面が増えた。
そこで、量販店に電子レンジを見に行ったりしていたのだが、安いもので1万円台~2万円台で、これは今のとそんなに機能的には変わらない。スチームオーブン機能なんかがついてて、普及タイプで4万円台~6万円台くらい。そして、最新式の高機能型になると、10万円前後という感じだった。
最新式の高機能型では、解凍から焼く・蒸すなど、複数の動作が一連の設定でできるようになっていたり、プリセット調理機能が充実していたり、石窯風の高温調理ができたりと、なるほどこういう機能があれば、高価格でも買いたいという人はいるだろうから、ヒット商品になってるのもわかる、という感じだった。
実際、各社とも利益率の高い高付加価値商品に力を入れている感じで、展示用のポップなども工夫されていて、見てるだけでも楽しかった。
ところが、この前また思い立って見に行ってみたら、なんだか売り場の様子が違う。
なんとなく追いやられている感じで、しかも商品の並びも価格帯ごとに整然とではなく、なんとなく雑然としている。
えー?と思ってよく見ると、なんと去年は高価格帯だったものが、普及タイプに格下げになり、さらにどれも3万円くらいになっている。そして、最新型の高機能タイプでも、価格は6万円くらいまで下がってしまっているのだ。
これじゃあ、あんまり力を入れて売る気にもなれないだろうという感じ。
そして、家電各社も、この前まで利益率が高いからと、開発費をドカドカ投入していたであろう製品が、こんなことになってしまったら、そりゃ赤字にもなるでしょうと。
日本の家電は、高機能すぎて海外で売れないそうなのだが、確かに無駄なことにお金をつかってるのかもしれない。