日帰りで、小田原へ行ってきた。
本などで、小田原城は関東屈指の城と紹介されていて、上杉謙信や武田信玄の攻囲にも耐えたというのを、読んでいて、実際にどういう土地なのか見てみたいと、前から思っていた。
実際に行ってみると、そんなに要害の地という感じでもない。
ただ、よく見ると、広い鎌倉という感じで、それなりに海岸線に沿って平地が広がっているのだが、すぐそばまでけっこう急な山が迫っているので、確かに平地部分に広い城を築いてしまうと、その外に大軍が展開するような余裕があまりない。
しかも、戦国時代の小田原城の範囲を見てみると、さすがに大阪城などと比べるとずいぶん狭いものの、それでもけっこうな広さで、これを十分包囲するには、一地方大名が動員できる程度の軍勢では無理だろうという感じ。
そもそも、海側は開けてるわけだし。
しかし、これを落とした豊臣秀吉は、さすがに全国の大名を動員したので、隙間なく包囲できただろう。豊臣秀吉の攻撃のときには、一夜城を築いて圧迫したという話もあったので、それも大きな要因かもしれない。
そう思って、天守閣に登って、有名な一夜城のあった山を見てみると、わりとすぐそこに小山がある。確かに、あんなところに城を作られると、落ち着かない気分だろうとは思った。
まあでも、小田原城攻めに懸ける意気込みを象徴するようなものかと思って、次にその一夜城跡に行ってみた。
わりと近道というか、直線的に跡地まで登っている道を通ったのだが、これがすごい急。だらだらと丘に登っていく感じではない。
そして、跡地から小田原城側を見てみてびっくり。
思ったより高く急峻な山なので、下のほうへの視界が開けていて、戦国時代の小田原城の城域が一望できる。城の中で、何をやってるのか、どういう軍配置なのか、一目瞭然なのだ。
当然、小田原城にいるほうの人は、あの山に登ればどういう景色が見えているか知っていただろうから、自分たちが何をやってるか丸見えだと思うと、一挙に戦意が失われただろうと想像できる。
まあ、そういうことを除いても、東京で高いところから見たときの海とは、全く違うきれいな海が、広々と広がっていて、はるか向こうに三浦半島が横たわっている景色は、絶景と言っていいと思う。
今さら何で熱海なんかに行く人が…と思っていたが、確かに熱海あたりも、きっときれいな景色に違いない。