千葉県へ行った

この前、ふと思い立って千葉県へ行った。
同じ東京の隣県でも、神奈川へは交通の便もいいし、いろいろ行くところもあるので、何度も行ってるのだが、千葉は浦安とか、せいぜい幕張くらいまで。千葉市は一度だけ通過したことがあるくらい。

千葉は歴史的には、中央がらみのことは、下総のほうではわりとあるのだが、上総・安房はせいぜい『南総里見八犬伝』くらいのもので、あんまりこれと言って見聞もない。
千葉市まで行くので、千葉城というわりと最近作った(なんと免震構造の)お城の中にある、千葉市郷土博物館と、そこから少し先の千葉県立中央博物館に行くことにした。

千葉市は駅前はそこそこにぎやかなのだが、なんとなく錦糸町くらいな感じで、横浜と比べるとちょっとうーんという感じ。比較対象としては、さいたま市が妥当なようだ。
しかも、駅から県庁までそう離れていないのに、県庁あたりまで来ると、商店なども寂れた感じで、あんまり中心部という感じはしない。すごい田舎だ!と思ってびっくりしたんだけど、よく考えるとターミナル駅から徒歩圏で、何でも揃う地域でも、庭付き一戸建てが普通に建ってたりして、住環境としてはなかなかいいところとも言える。

千葉市郷土博物館は、なんと入場料60円。
展示されているものは大したことはないが、戦国千葉氏の興亡を中心に、それなりにまとまった内容で、とくに相続関係でややこしいのは知っていたのだが、概説書なんかだと部分的に触れているだけだったので「??」という感じだったのが、一族が分かれたところから説明してあったので、わかりやすく腑に落ちたという感じだった。

そして、少し歩いて県立中央博物館。
このあたりから、車社会になってくるので、道幅が広く、お店なんかもどこも駐車場が大きい。そして、博物館の入り口も建物に近いところではなく、駐車場の便利を考えて設定しているようで、見えているのになかなか入れず…。
この博物館は、歴史関係の展示もあることはあるのだが、「生態園」というのが併設されていたりして、中心的な活動は生物・地学系の、千葉の自然相をテーマとしているらしい。
中に入ってみてビックリだったのだが、ジオラマ、標本、模型などを駆使して、わかりやすく千葉特有の地誌的環境と生物相が、非常に充実した内容で展示されている。本や映像だけで見ているとピンとこないようなことも、立体的に見るとああなるほどという感じで、ずいぶん気持ち悪いものもあったりするのだが、全部面白かった。

千葉はまだ東京から近いので、こういうことを企画したり研究成果を反映させたりできる学芸員を集めるのに、そんなに苦労しないというのもあるのだろうが、あれだけの内容が地元にいながら見られるというのは、ずいぶん恵まれてると思う。
地方に行くと、箱だけ立派で、中は物が置いてあるだけという博物館や美術館も多いが、何事もやりよう次第だなぁという感じだった。


Author: talo

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA