幽霊が出る

幽霊に会う夢を見た。

母親が、小中学校くらいの寄宿舎で働いているが、そこで新入生の部屋で寝ていたら幽霊らしきものが出たという。そんなバカなと思って、見に行くことにした。

幽霊が出る部屋は、2階の30号室だった。母も実際に見たものの、ボーっとした影のようなもので、何ともわからなかったという。
幽霊話の根拠になるような何かがあったのか聞くと、どうもいじめがあって自殺した生徒がいたらしい。

きっとその自殺騒ぎに便乗して、幽霊みたいなものを出して喜んでる人がいるのだろうと思って、あれこれ探していたら、夕方に30号室で一人でいると、本当に幽霊が出た。
とてもびっくりしたが、とにかくどうしたのか聞いてみると「そこの引き出しに、ぼくのものだったつまらない本と人形があるから、処分しておいて」と言う。「どこどこ」と言って、振り返ると、もういなかった。

そこの引き出しというのは、整理ダンスのようなものの中央下のほうに、書類用の引き出しのような、薄い引き出しが2列、10個ほどある。片端から開けたが、何もないので、おかしいなと思ってもう一度開けると、左の上から2段目からそれらしき紙包みが出てきた。
確かに、本が5~6冊と手のひらほどのぬいぐるみが2つ入っている。本はずいぶん読んだ形跡があったので、中を見ると、格好の卒業生の有名人で今は故人となった人の話を集めたものだった。

こんな本を読むくらい、死にたく思ってたのかと思って、悲しくて泣いた。


Author: talo

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA