ウユニ塩湖旅行記-2(2月3日)

南米ハブのリマの空港は超混雑
南米ハブのリマの空港は超混雑
そんなこんなで、ほとんど寝ずに迎えた、旅行2日目。
どうせそこにいたるまでの、20時間近くの機内を、ボーっと過ごしたので、そんなに疲れてないだろうと思っていたのだが、実際体は疲れていなかったので、特に問題なく朝から動けたのが、油断大敵。
もともと、自律神経が丈夫じゃないので、不規則な生活に弱く、疲れてても疲れてなくても、寝不足になると極端に体の対応力が落ちる体質。そういうときにはたいてい、血圧が急に下がる発作が出て、倒れてしまう。

今回、リマからラパス行きの飛行機に乗ったところまでは、そこそこ順調だった。眠れなかった分、この飛行機で寝ればいいやと思っていて、実際少しは眠れたし。
機体はジェット機だけどすごく小さくて、シート配置は3-3。通路でも天井が低いので要注意という感じ。路線自体は、リマからラパスを経由して、サンタ・クルスへ行く。ちなみに帰りは、ラパス-サンタ・クルス-リマという空路になっていて、この3都市を三角形に結んでいる。
リマ-ラパス間は2時間ほど。国内線くらいの距離なので、すぐ着いた。

ラパスの空港ビルと乗ってきた飛行機
ラパスの空港ビルと乗ってきた飛行機
ラパスの空港は、これが一国の首都の空港かと思うくらい、地方空港感にあふれていて、建物の規模も小さいし、入国審査の行列するところも狭い。空港につきものの、大きな広告などもほとんどなく、昔使った、タイのサムイ島の空港と同じくらいの規模なんじゃないかと思うくらい。
というようなことを観察して、そういえばここはもう高地だから、高山病になる人もそろそろ出るだろうねと話してたら、なんと自分に低血圧発作が…。
自分では低血圧発作なのがわかっているので、塩をもらったりして、座ってたらそのうち戻ってくるだろうと思ったのだが、高地の空港に着くなり気分悪くなった人がいたら、そら高山病だ!と思うのも無理のないところ。空港常駐の医師が飛んできて、車いすに乗せて、酸素ボンベを口にあてて、あっというまに入国手続きまで済ませてくれた。

いやいや、低血圧の発作なので車椅子に乗せなくてもボーっとしてれば治りますよとか、言うのも面倒だし、そもそも頭が働いてないので英語がするする出てこない。
ツアーなので、他の人を待たせてることもあるし、流れに任せていた。
当然、体の調子が戻ってきたら、すぐ血圧はあがるので、元気になる。医務室に着く頃には、すっかり元気になって、ほんとの高山病ですごくつらそうな韓国人の女性を横目に、そのままスタスタ歩いて出ていくというなんとも恥ずかしいことになってしまった。
空港の医師は、どうもその必要性の証明のために、対応履歴を蓄積することが重要みたいで、すごく親切だったと思ったら、医務室を出るときには名前やら国籍だけでなく、乗ってきた飛行機の便名やら何やら、けっこう細かく聞かれた。

そんなこんなで、ツアーの集団に戻ったのだが、みんなも当然高山病だと思ってるので、こうしたほうがいいああしたほうがいいと、アドバイスをしてくる。
いやいや違うんですと思ったが、まあ高地に急に出たことで、体を維持するのが難しくなったせいもあるし、そもそもここで事情を説明するほどの元気もなければ、説明して理解してもらう義務もないので、適当に流してバスに乗った。

斜面を這い上がるように建ち並ぶ家々
斜面を這い上がるように建ち並ぶ家々
空港からしばらく走ると、だんだん市街地に入って行く。
しかしこの景色が、日本とは違うのはもちろん、いろんな意味で初めて見る状況で、とにかく写真を撮りまくってしまった。
まず、ラパスというのはよく言われるように「すり鉢状の街」なので、建物はほとんどが傾斜地に建っている。市の中心部なら、文字通り傾斜しているという程度の土地なのだが、はずれになってくるとほとんど崖のようなところに建てていて、当然敷地面積が確保できないので、長いコンクリートの棒で支えている。しかし、その支えている先も、あるいは家の水準面の土地も、雨で簡単に崩れそうな可塑性の岩の上。そして、建物自体も、鉄筋コンクリートの柱と床・天井を作って、壁をレンガブロックで埋めていくという、わりと適当な作りで、こっちではそれが普通なんだろうけど、掘立小屋の延長程度の建物ばかり。
一応崩れてきてないので、こんなことがまかり通ってるんだろうけど、ちょっと大きな地震でもあったら、大惨事だろうと思う。

市中の繁華街に入ると、南米らしいカラフルなんだけど調和した色調の、ちょっと古い建物が建ち並んでいていて、これもまた面白い。
とにかく、ヨーロッパともアメリカともアジアとも違っていて、これが南米か!という感じ満載の街だった。

ラパス最初のホテル。広くてきれいだった
ラパス最初のホテル。広くてきれいだった
この日と翌日は、高地順応日ということで、スケジュールもゆったり。
街の中心部からやや南の、比較的低地(それでも3,000m以上)のホテル、カミノ・レアル・スイーツにチェックイン。まだ昼過ぎというところなので、旅の疲れもあるしひと眠りしたいところだが、寝ると高地順応が遅れるので寝ないで下さいと言われる。
仕方ないので、ちょっと近所をうろついたり、隣のスーパーに入ったりしてみる。スーパーでは、袋詰をやる専門に、子どもが雇われていたが、わざわざそのためにネクタイを締めて立っていて、かわいらしかった。

ところが、当然寝不足なので、また気分が悪くなる。
空港に着いたときに、とにかく寝不足がよくないんだなと気づいていれば良かったのだが、高地のせいなのか何のせいなのか、この時点ではわかっていなかったので、普通にしていたら食事のときになって急に気分が悪化。また意味もなく酸素を吸わされたりするが、何の効果もなく、食事を食べずに部屋で寝ることにした。

なにしろ、日に二回も低血圧で気分悪くなったので、体も疲れてたんだろう。寝れること寝れること。そして、寝たら気分すっきりで、急におなかがすいてくる。仕方ないので、昼間スーパーに行ったときに買った、ポテトチップを食べた。
日本のように、ポテトチップ専用の大量生産イモではないので、ちょっと青臭い、でもジャガイモっぽい風味があって、これはこれでおいしい。
ボリビアまで来て、なんで夜中の3時に起きて、ポテトチップを食べてるのか…と思う。あとで聞くと、晩ご飯に食べる予定だったハーフチキンは、すごい巨大だったらしい。食べられなくて悔しい…。


Author: talo

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