北京3泊4日(阪急交通社)-その2

冷やかし半分で参加した格安北京旅行なのに、まあまあ良さそうじゃない?という好印象でスタートした旅行も、いよいよ本格観光開始。果たしてこの印象は裏切られずになんとか行くのだろうかという、漠然とした不安もあったり…。

朝食は、ツアー客専用の宴会場でのビュッフェ。ホットもコールドも、品数豊富にある。パンやスープ、ドリンク類なども一通り揃い、もっとちゃんとしたホテルでも、コンチネンタルのごくあっさりしたものしかないところがいくらでもあるので、うれしい。
しかし、如何せんまだ朝の6時。おなかが目覚めきってないので、そうそう食べられない。

7時集合でバスに乗り込み、まずはいきなり有名どころの頤和園へ。頤和園
よくガイドブックなんかで見る、水際の山の上の塔の景色と、長い廊下を見て、お手洗いに寄ってバスに戻る。中が広いし集団なので、これだけでも40~50分かかるのだが、要領よく見どころを見せて、お手洗いも行かせてということの繰り返しは、このあとも同じ。
お手洗いも、たぶん順路の中でもきれいそうなところを選んで行くようにしてるっぽくて、結局このツアーで見たいちばん汚いお手洗いは、そこそこ大きなレストランのお手洗いだった。

頤和園の次は、いよいよ最初の押し売りお土産屋さんの翡翠店。お土産屋さんも、ほとんどパターン化されていて、最初に日本語の上手な店員さんがお勧め商品についてあれこれと説明してから、じゃあ30分くらいフリーなので見て下さいという形式。
でも、日本だと最近は、翡翠みたいに重い感じの宝石はあんまりはやらないし、そもそもデザインもなんじゃこれという感じで、買ってる人はごくわずか。日本語で「セール」とか書いてあるのが、あちこちぶら下がってるし、日本人ツアー向けの店だと思うんだけど、デザインくらい勉強すればいいのに…。

ここが終わると、明十三陵のうちの定陵へ。なにしろお墓で、肝心なものは埋まってる上に、発掘されたものは博物館へ行ってしまってるので、広いわりに、大して見るものもない。ただ、ここはやや郊外にあるので、午後の万里の長城へ行くついでに、名所っぽく立ち寄るのにちょうどいいところではある。

そして、初めてのツアーの食事。まずは点心というが、まあお惣菜みたいなの。
過去に行った人のブログなどを見ると、量が少なかったという話もあったので、どうだろうと思ってると、少なくとも自分たちのところでは、少ないということはなかった。あまり順番など関係なく、次々とお皿が回転式テーブルに出てきて、みんなで取り分けながら食べる。
最初は、3、4皿しか出ないので、取りすぎないように遠慮してたら、そのあともどんどん出てきてテーブルがいっぱいになったあげく、体育館みたいに広いところなのだが、真ん中に大テーブルがあって、足りなかったらあそこに置いてあるから、食べ放題だという。これ以降のレストランでも、内容はともかく、品数と量はそこそこあって、足りないということはなかった。

ここのレストランは、2階にあるのだが、1階がまたとてつもなく広いお土産物屋さんになっていて、ここでの売り上げのために、安い昼食をツアー向けに出すことにして、現地旅行会社に売り込んでるんだろうなという感じ。
価格的には、結局旅行客向けのお店は、どこも似たようなものだし、品数はここが一番多かったように思う。ただ、最初なので、荷物になるし、あんまり買う気しないんだけど。

パンダの山

お手洗いは広くてきれいだった。

そのあと、万里の長城へ。
何しろ、春節の時期に行ったので、外国人観光客よりも中国人がどこの観光地もすごい多い。この日も渋滞や、駐車場満車も予想されるということで、わりと早めに移動したり、最悪夜のオプショナルを明日に回すこともするということだったが、実際行ってみると、確かに混んでいたものの、タイミングが良かったようで、あんまり待たずに駐車場に入れた。
全員そうなのかどうかはわからないが、ガイドさんはその後も、基本的には観光がきちんとできるように配慮してくれてる感じで、お土産物を買え買えと言ってきたりもしなかったし、そういう点でも格安ツアーらしからぬ、きちんとした対応だった。

万里の長城へは、ロープウェーで上って、そこからいちばん近い塞まで歩いて往復して、またロープウェーで降りてくるという、おそらく最短時間パターン。それでも、混雑していてロープウェーがけっこう待つようなので、慌てて登って降りないといけない。
このロープウェーがまた、なんだかスピードも凄いし、物もあんまりきれいじゃないし、ひょっとして自分の回で壊れて落下したらどうしよう…という感じ。結果的に無事だったので、こうして書いてるんだけど、乗らずにすむのなら、乗らないほうがいいと思う。

着いたところが、また大混雑。そこから万里の長城が伸びてるので、好きなほうへ行けるのだが、自分たちは時間がないので、あっちへ登ってと言われたほうへ登るのだが、これがもう超急斜面。しかも、階段じゃなくて単なる坂のところまであったりして、大変。そんな長距離でもないんだけど、途中であきらめて折り返す人もけっこういた。

万里の長城

10分ほどで頂上。しかし、人だらけで、頂上だからといって、きれいな写真が撮れるわけでもない。結果的に、下のほうで遠景の頂上を撮ったのが、いちばんきれいだった。
行きに、帰りのロープウェーがずいぶん混んでたのを見ていたので、早めに帰りの列に並ぼうと行ったら、ぜんぜん並んでなくて驚く。なーんだと思って、乗って下を見ると、こんどは入場の列がすごいことになってた。うまい具合に、谷間の時間帯に入れたらしい。

その後、また北京市内に戻って、晩ご飯に中華風しゃぶしゃぶ。以前は羊肉だったらしいが、日本人に不評だったので、牛や豚に変わったらしい。この日は豚だった。一人用鍋で、野菜や肉を煮て、謎の薄味(でも色は濃い)たれにつけて食べる。野菜と麺類はお代わりできた。

夜のオプショナルツアーも、予定通り実施され、自分たちは行かなかったので、近所を散策。ちょっと行ったところに、食品雑貨店みたいなのがあると言われてたのだが、中国初体験の日本人が入るにはハードルの高い雰囲気の店だったので、もう少し先の観光客向けのブランド店がいくつも入ったビルまで行ってみる。
すると、周辺が大使館街だからか、地下には輸入食品中心のスーパーがあったので、そこでちょっとしたおやつなどを買えた。


Author: talo

2 thoughts on “北京3泊4日(阪急交通社)-その2

  1. 昨日 阪急交通社、東海テレビの
    詐欺の片棒を担いでるのかと思う旅行から帰って来ました
    愛~薄傑の末裔 書を買う方
    ヒスイのセット138万円を売りつける
    高級店の訪問
    ラテッテクスの寝具店
    観光より 押し売り販売店巡りでした
    騙された方々お気の毒です
    それに片棒を担いでる 阪急交通、
    東海テレビは何と思ってるのか?
    悪いとは思わないのか?
    罪には問われないなあのか?
    まー!買うのは個人の責任だから
    騙されないで、安く旅行出来ると
    良いプランかもねぇ~笑(皮肉)

  2. こんにちは。管理者です。
    そういえば、何かきれいな石の置物のセット売りみたいなのもありました。
    結果的に、自社のツアーへの評価を下げてしまってると思うのですが、それよりも新規顧客がたくさん来ればいいということなのでしょうかね。

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