ドバイ旅行記-3日目(2月4日)

 夜もあまり具合がよくなかったが、とにかく朝ごはんということで、アル・カスルの1階のビュッフェに行った。ダル・アル・マシャフに宿泊した場合の、朝食の場所は、アル・カスルの2箇所、ロビー1階の「Arboretum」と、プールサイドの「Khaymat Al Bahar」。自分たちのヴィラからだと、アル・カスルのいちばん近い入り口はウィングのバギー乗り場のところなので、そこまで滞在中ほとんどいつも歩いたのだが、そこからだと、Arboretumはエレベーターで3階へ上がってまた階段で1階へ降りないといけないし、Khaymat Al Baharは、はるばるプール際をぐるっと回らなければいけないので、けっこう面倒だった。

朝食ロビー 朝食のときは部屋番号を言うだけ。ダル・アル・マシャフは、ホテル内ではアル・カスルの一部という感じで、わざわざダル・アル・マシャフの何号室と言わなければいけない場面はなかった(最初は律儀に、食後などのサインにもDar Al Masyaf XXXXと書いていた)。
 朝食のビュッフェの内容は、どちらも同じような感じだが、多少プールサイドのほうが種類が少なく、一部は凝ったものが並ぶ。金曜日は休日で人手が少ないせいか、同じ。朝食としては、ごく一般的な内容。卵料理はその場でも頼めるが、あらかじめ用意されているものもあるので、英語の苦手な人には気が楽かも。

 フルーツがけっこう豊富にあるので、これを食べているうちに、少し元気が出てきたので、食後はホテルの中を写真撮影を兼ねて見物して回った。
 アル・カスルも、ダル・アル・マシャフも、すごく凝った作りになっているので、ただだらだら歩いて回っているだけでも、楽しい。しかも、延々手すりだけを拭いて回っている人や、池の藻などを取ってる人など、維持にもすごく人手をかけているので、状態もいい。外になにげなく置かれているベンチに座ったら、じつは汚れていた、なんてことは、たぶんめったにない。

モール・オブ・エミレーツのカルフール いろいろ見て回って一段落したが、新聞(毎朝配達される)によると、寒いのはどうやら昨日だけではなく、滞在中はこの気温のようなので、幸いバーゲン期間中でもあるし、シャトルバスも1時間に1つ出ているので、モール・オブ・エミレーツへ行って、長袖などを調達することにした。
 モール・オブ・エミレーツまでは、バスで15分くらい。アル・カスルとここに加えて、ゴールド&ダイヤモンド・モールと、ミナ・アッサラームとの4箇所を1時間で巡回している。

 モール・オブ・エミレーツは本当に広い。そこに、ケンピンスキーホテルや、スキードバイが併設されているのだから、かなりの巨大プロジェクトだ。中の一隅にあるだけの、カルフールでも、向こうが見えないくらい広い。このカルフールで、食品だけじゃなく、衣料品、家電品、玩具など、なんでもそろうし安い。ブランドショップは、それほど多くないのだが、このカルフールが集客のかなり大きな力になっているだろう。現に、住民らしき人の割合は非常に多く、いつもにぎわっていた。
 服を売っている店は何軒もあるので、あれこれ見て回る。昨日、ちょっとカルフールで買って、その安さにショックを受けたせいか、100ディルハムとかでも、すごく高く感じる(実際は3,000円くらい)。それでも、もう冬の終わりだったので、最終処分価格という店がいくつもあって、けっこう安くいろいろ買えた。ほかが安かったせいか、日本では安く思えるZARAは、けっこう高く感じた。
 ちなみにカルフールでは、15ディルハム(500円くらい)から、服があった。

 帰ってから、食事と砂漠へ行くオプショナルツアーを予約した。
 食事はホテルの中では最高級らしき、アルハンブラというスペイン料理店。ホテル内がかなり混んでいるので、予約できないかと思ったら、できた。
 オプショナルツアーは、昨日頼んでもよかったのだが、ホテルでも提携しているのがあるかもしれないと思って、申込まないでいた。結局、ホテルのほうもアラビアン・アドベンチャーと提携していて、ホテル内にカウンターがあったので、そこで申込んだ。為替変動もあるだろうが、日本で予め申込んでおくよりも安かった。

中庭 昼間はこれ以外は、だらだらして過ごした。
 もともと、だらだらする旅行という予定だったので、これで問題はないが、体調が悪かったのでだらだらせざるを得ないという部分もあり、やや残念。しかも、ずっとずいぶん寒いと思っていたのだが、相方の言うところによると、確かに風は冷たかったが、寒いというほどでもなかったらしく、確かに帰る前日などは寒いのにビーチへ行ったりしていたので、やはり体調が悪かったことに尽きるのだろうと思うと、残念だ。

 夜は、アルハンブラへ食事に行った。
 高級ホテルで、ドレスコードも「スマートカジュアル」となっていたので、いちおうジャケットを着て行ったのだが、実際にはやはりリゾート地ということで、そんなことはなし崩しで、さすがにTシャツの人などはいなかったが、そんな季節ではないので当たり前で、比較的カジュアルだった。
 ドバイのサイトなどでは「ドレスアップした人も大勢いる」とか「大人のリゾート地だと思った」などという感想が多く書き込まれていて、行く前から張り切ってしまう人も多いのかもしれないが、そんなことはなかった。隣の席の白人の中年女性などは、食事中ずっと携帯ゲームをしていたくらいだ。
 食事の量は多かった。
 これはドバイ滞在中、どこでもそうだったのだが、日本のように「品数を多く、一品ずつは少なく」という文化ではなく、とにかくドカドカと多目に出してくる。たぶん、残せばいいのだろうが、日本の「もったいない」文化に育った身として、思わず全部食べようと頑張ってしまうので、前菜+サラダorスープ+メインというふうに頼むと、メインの途中で苦しくなって、デザートはとても無理(除、食べ盛りの男子)。
 そもそも、前菜は、どうしてこんなにと思うくらい出てくる場合が多いので、頼まないほうがいいかもしれない。
 値段は安い。高級らしきアルハンブラでも、二人で15,000円くらいだったし、それ以外のレストランでも、だいたいこれが上限くらいだった。お酒はそもそも出しているレストランが少ないので(イスラム教国なので)、高めかもしれない。飲まないのでわからない。

 食事が終わったら、あとは寝るだけなので、寝た。
 この日の夕方には、かなり体調が持ち直していたのだが、食べ過ぎたせいか、夜中に気分が悪くなってしまい。元に戻ってしまった。


Author: talo

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