弁護士事務所で働くマイケルは、「フィクサー」と呼ばれる、難事案のもみ消し専門担当として働いてきたが、大きな事件に遭遇し、その業務を続けることに疑問を感じる。
最初のところが退屈。
本当は、全体の伏線になっている部分で、また「フィクサー」の業務がどういうものかわからせるために、最初に持ってきたのだと思うが、映画に引き込むだけの設定に乏しく、逆にスタートでつまづいてしまっている。
話の内容も、なんだかはっきりしない。弁護士事務所で、正誤の話をしても仕方ないし、そんなことで主人公があれこれ思い悩むのは、フィクサーという裏の仕事をやってきた人物の性格設定としては、明らかに異常。
最後の仕掛けも、仕掛けている部分がいっさい描かれないので、唐突に落としたという印象は否めない。
しかし、殺人を事故に見せかけるシーンや、製薬会社女性部長が職責を全うしようとするあまりどんどん悪の世界へはまり込んでいき、自分でもそれに動揺している描写など、それなりにいい部分もあった。
それだけに、逆に主人公の現実味に乏しく、浅い人格の描写が残念。
4.6点