ニューヨークに住むロブは、日本法人の副社長として赴任する予定だった。そのお別れのサプライズ・パーティーの最中に、ニューヨークは謎の破壊者の攻撃で、大混乱に陥る。
不思議な前宣伝と、全編主人公たちが持ち歩いたハンディカムという設定の映像で、非常な前評判を巻き起こした作品。上映時には、手ブレのある映像で、気持ち悪くなる可能性がありますよという警告もくっついた。
内容は、単純に言うと怪獣映画。でも、ただの怪獣映画では、原作物でもない限りヒットさせるのは難しい。ということで、製作者のとった手法が、ハンディカム風映像。これは、部分的にはかなりマッチしていたて、混乱に巻き込まれた人の実感をうまく見せていた。しかし、普通の映画のように外側から見ることができないので、客観的に全体を見せるために、不自然な状況になったりして、良くも悪くも映画そのものを拘束してしまっている部分があった。
話はそれほど大したものではないが、主人公周辺の人たちと言えども、無事にはいられないというのは、パニックをより身近に感じさせて、良かったように思う。ただ、部分部分を楽しむことができなかった場合には、単なる「怪獣が襲ってきて街が破壊されました」というだけの映画なので、つまらないかもしれない。
この映画のもう一つのポイントは、1950年代~60年代にブームとなった、日本の怪獣映画黎明期の大作を思わせるテーマ音楽。旧ゴジラファンなら、聴くだけで感動できるかもしれない。
さらに、出てくる怪獣や攻撃シーンはエヴァンゲリオン風で、日本映画好きらしい雰囲気が出ている。
5.1点